フランスの貴腐ワイン

 

フランスの貴腐ワインと言えば、
ソーテルヌ地方のワイン無しでは
始まりません。

ソーテルヌはフランスの南西に位置し、
ボルドー地方の一部であり、

貴腐ワインにかけてはフランスでは
右に出るものがないとも言われています。

 

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この地方のほとんどのワインが
ソーテルヌ地区とバルサック地区で
作られています。

世界中に名の知られたソーテルヌ地方のワイン会社のひとつには
シャトーディケーム(Château d’Yquem)が挙げられ、
ご存知の方も多いかもしれません。

ソーテルヌ地方の地理的特徴は、
水温の低い小さなシトロン川が水温の高いガロンヌ川に注ぎこんでいます。

これにより発生する結露により秋には霧が多く、
貴腐菌が生育するのに理想的な環境です。

ドイツではワインの等級を

カビネット(Kabinett)
シュペートレーゼ (Spätlese)
アウスレーゼ (Auslese)
ベーレンアウスレーゼ(Beerenauslese)
トロッケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenauslese)

そしてアイスワイン(Eiswein)と6段階に分け、
それぞれの基準を満たしている場合にこの名称が許可されます。

これと同様フランスではAOCと呼ばれ、
日本語では原産地呼称統制(ウィキペディアより)と訳すのが適当でしょうか。
一言でいうと、ワインの品質保証でありフランスのワイン法律の基準を満たしている証になります。

ちなみに、このAOCマークは最高品質を保証している訳ではありません。
例えばボルドー地方ではこのAOCの他にワインの等級が何種類にも分けられており、
更にシャトー(Chateau お城の意味ですが、ワインに関しては製造会社を意味します)
によっても等級が細かく分けられています。

これはフランスのワインの分類を理解するには大切な点になります。

特級品:プリメアクルスペリエー
(Premier Cru Supérieur:前述したシャトーディケーム(Château d’Yquem))
一級品:プリメアクルクラッセ(Premier Cru Classé:メドック(Médoc)、
Saint-Émilion(サンエミリオン)、Sauternes(ソーテルヌ)等)
2級品:デュジウムクルクラッセ(Deuxième Cru Classé)
以上は等級の一部です。

ソーテルヌ地方では、セミリョン種(Sémillon)
ソビニョンブロン種(Sauvignon Blanc)
そしてムスカデル種( Muscadelle)等のブドウが作られています。

全耕作面積のうち70~80%をセミリョン種、
20~30%をソビニョンブロン種が占めます。

ムスカデル種の耕作規模はここでは小さく、
前述2種の香りをより高貴なものにするために少量が栽培され、
脇役ブドウとしてワインになります。

セミリョン種は貴腐菌が繁殖しやすい種として知られています。

しかし、この貴腐菌は気候に多分に左右されますので、
貴腐ワインの生産はブドウの出来次第、
つまり気候次第ということになります。

1978年と1985年は貴腐菌が全く繁殖しなかった年として記録に残っています。

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