地球の温暖化とワインの生産

 

地球の温暖化に関しては近年、
グローバルレベルでの対応が
迫られています。

気温の上昇によって氷山が溶けたり
砂漠化が進んだりという現象が
世界各地で起きています。

 

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1950年から2010年までの間に、
平均温度が1,5℃高くなってきました。

この現象がワイン生産にどのような影響をもたらすのでしょうか。
いいブドウが作られるためには、
光、温度、水という3要因のバランスが必要になります。

光に関してですが、オゾン層の破壊によりほとんど
フィルターされない紫外線が直接地面に届きます。

これにより、ブドウの成熟は遅れ、
黄色よりも緑がかった実が多くなります。
味も酸味は減り、苦みが増します。

温度に関しては、栽培の時期や期間の変化が生じます。
この40年間の間に、ブドウの栽培開始は5日早くなってきました。

これまでの統計を見てみると、
異常高温というのは6月終わりから
8月初めにかけて発生してきました。

この時期は、ブドウの花が咲き終わり、
これから熟していく過程に入っていきます。

その過程で異常な高温にあたることにより、
酸味だけでなく甘味も減ります。
実同様皮もまだ完成していないために焦げてしまうのです。

もちろん甘味も酸味も減ることになります。
次に水に関してですがこれも同様、
高温化により水分の蒸発は加速されます。

これまで、地球の温暖化によるワイン生産が
危機にさらされていることを書いてきましたが、
将来が絶望的なわけではなく、栽培方法の
多様化の導入によって気候の変化に対応していくことは可能です。

耕作地を北部に移動するのは多くの栽培者にとって
簡単なことではありませんが、
対策法の一つに数えられています。

ワインの名産地でしたら、
組織が共になって解決しなければいけない課題です。

その他、肥料に酸度を増やす、栽培するブドウの種類を変える、
栽培期間を長くすることによって種類の違うワインに加工する、
ブドウの剪定の仕方を変える等の対策はこれから更に多様化していくことでしょう。

追加する一点は、地球の温暖化が利点をもたらしたのは、
貴腐ワインです。貴腐菌は温度の高温化により、
多く繁殖するようになってきました。

貴腐ワインの生産者にとっては嬉しいことです。

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