アルザス地方(フランス)

 

アルザス地方は
フランス東部にある州です。

フランシュコムテ圏
(Franche-Comté)に属し、
ドイツやスイスと隣り合っています。

19世紀前後にはドイツに属し、
第一次と第二次大戦では対ドイツ戦の
激戦地で、ドイツの敗戦により正式に
フランスに再統合されました。

歴史上フランスとドイツの狭間で
揺れ動いた地方であったと言えます。

 

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アルザス地方のワイン栽培地は南北に
ボ-ジュ川に沿って約100キロメーターの長さで広がっています。
ブドウ耕作面積は12500ヘクトルです。

ストラスブール(バラン圏 ライン川の下流の意味)から
ムルハウス(オーラン圏 ライン川の上流の意味)までの119圏が属します。
1953年にアルザスワイン通りが登録され、南北に走る170キロメーターの道です。

アルザス地方の首都はストラスブールですが、
その次に大きな町コルマーではワイン栽培を専門とした
大学(Weinbauinstitut L’institut viticole Oberlin)があります。

将来のワイン生産を担っていく若者たちがここで勉強をしています。
フランスワインの品質保証(ウィキペディアによると原産地統制呼称)は
AOCといいます。

これは味の保証というわけではなく、
製造された場所つまり出所がちゃんとしている証明ということです。

アルザス地方ではローマ帝国以前のケルト時代から
ワインが作られていたという記録があります。

飲まれていたのは辛口ワインで、
甘いワインを作る習慣も技術もありませんでした。

アルザス地方はドイツの隣ということもあり、
近年になってべーレンアウスレ-ゼ(ドイツの貴腐ワインの一種)の
手法が受け継がれました。

フランス語で貴腐ワインは、
Sélection de Grains Noblesと呼ばれます。

アルザス地方では貴腐ワインはピノグリ種、
ムスカ種、リースリング種で作られています。

フランスでもドイツ同様、貴腐ワインには基準があり、
ピノグリ種ではアルコール度が18.2% もしくは128 °Oe(オクセル度)、
ムスカ種やリースリング種ではアルコール度が16.4% 、
もしくは117 °Oe(オクセル度)なくてはいけないと決まっています。

AOCの基準を通った貴腐ワインは晴れて
“Vendanges Tardives”
(英語でLate Harvest、遅摘みブドウの意味)の
マークがビンのラベルに記入されます。

現在ではデザートワインとして親しまれています。

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