ラインガウ地方(ドイツ)

 

ラインガウはドイツの
ヘッセン州にあり、

中ドイツのライン川に沿って、
ウィッカーから

ロル シュハウゼンに至る
細長い地域を指します。

 

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ライン川はスイスのバーゼルから北海まで
約1000kmに渡って滞ることなく流れており、
ラインガウはこのライン川の途中の一部です。

更には、ラインマイン地方にあたるロルシュハウゼン、
フランクフルトアムマイン、タウヌスなども有数の
ラインガウワイン栽培地域に入ります。

ところでこのラインガウは、
ドイツの中ではブドウ耕作面積の
小さな地方の一つに数えられます。

ライン川の上流では土壌が粘板岩、
石英、砂岩、砂利等から出来ていて、
下流に行くほど深層で石灰の多い黄土質になります。

この土壌の特性はブドウにも反映され、
前者ではブドウがより旨みのあるさっぱりとした味になり、
後者では平均してコクのあるものになります。

ラインガウ地方では、
それぞれの栽培地の土壌が様々であり、
特徴が違うのが興味深いところです。

この地方では、ライン川が日光を反射し、
気温を保つ役目をしています。
このラインガウ地方の平均気温は約10度と温暖です。

また、ロルシュからシュランゲンバードまで
南西から北東に伸びる約20Km に及ぶ
ラインガウ山脈(最高高度は620mです)が

寒気を遮ることにより、冬の寒さは厳しくなく、夏は温かく、
温暖な秋の時間が長いというブドウが成熟するのに
丁度いい環境を作り出しました。

また、ライン川の近くということ水分にも恵まれ、
以上のワイン栽培における地理的な利点がこのラインガウの代名詞である
リースリングをワインの王様とまで言わせることになったのです。

ラインガウは約3000ヘクト-ルの栽培面積を占め、
このうち84%はリースリング種(白ブドウ)、
11%はピノノア種(赤ブドウ)となっています。

ここでは約500人ものブドウ生産者がワインの生産に励んでいます。
ドイツのワインの等級付けはここラインガウから始まりました。

“Cabinetwein(キャビネットワイン)”
“Spätlese(シュぺトレーゼ)” の起源はラインガウの
リースリング種を等級分けするために始められたと言われ、

1775年にラインガウで貴腐ワインの製造が始まって以来
Auslesen(アウスレーゼ), Beerenauslesen(ベーレンアウスレーゼ)
そして Trockenbeerenauslesen(トロッケンベーレンアウスレーゼ)
といった甘いワインの等級も加えられました。

ラインガウはワイン栽培として有名な地域ですが、
魅力はそれだけではなく、観光の見所がたくさんあります。

エバーバッハの寺院、ラインハ-ツハウゼンの城、
ガイゼンハイムのドームそして中ラインの渓谷は
ユネスコの世界遺産にも指定されています。

春から秋にかけては始終どこかのブドウ栽培農家が
出来上がったワインのお披露目をしたり、
地域が主催のワイン祭りがあったりと、
各地からの訪問者は途絶えません。

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